2018年プロ公式戦中継全局の戦法別勝率まとめ

2018年9月までに棋譜中継されたプロ公式戦の全938局の対局を戦法ごとにまとめた。

上から、採用戦法の多かった順に記載している。

戦型 対局数 比率 先手勝ち 後手勝ち 先手勝率
角換わり 150 16.0% 83 67 55.3%
矢倉 96 10.2% 50 46 52.1%
相掛かり 86 9.2% 42 44 48.8%
横歩取り 81 8.6% 43 38 53.1%
一手損角換わり 13 1.4% 8 5 61.5%
中飛車 108 11.5% 55 53 50.9%
四間飛車 75 8.0% 34 41 45.3%
三間飛車 74 7.9% 44 30 59.5%
角交換振り飛車 72 7.7% 37 35 51.4%
相振り飛車 44 4.7% 20 24 45.5%
向かい飛車 10 1.1% 4 6 40.0%
その他 129 13.8% 71 58 55.0%
合計 938 100.0% 491 447 52.3%

※居飛車系

※振り飛車系

f:id:walkalive:20181031003029p:plain

f:id:walkalive:20181031003052p:plain

採用されている戦型の比率では、相居飛車の将棋が最も多く(約60%)、その中でも角換わりが多いことが分かる。

先後で見ると、先手勝率が52.3%と後手より高いことが分かるが、さらに角換わり系だと55%超える勝率を誇る。

一方で、振り飛車は後手番の勝率も比較的高いため、居飛車党の棋士でも後手番で振り飛車を採用する場合も多い。

参考:現役プロ棋士164名の年代ごとの段位一覧

シェアする

コメント

  1. 田中 格 より:

    振り飛車の場合は、先手が振り飛車の勝率なのか、後手での振り飛車勝率なのかが表から読み取れません。