将棋棋士の現在の棋力(強さ)を表す指標の一つに棋士レーティングがあるが、現時点のプロ棋士のレーティングにおいて、どのような棋士が上位にいるかを調査した。
※「将棋棋士レーティング」は連盟等により公式に発表されているものではなく、有志によって独自に算出されているものである。
棋士のレーティングを計算しているサイトはいくつか存在し、計算は主に”イロレーティング”の算出方法を元にしており、細かい条件の違いによって算出される棋士のレーティング値はサイトによって異なっている。
詳しくは「イロレーティング – Wikipedia」を参照。
ここでは以下3つの各サイトの最新レーティング情報を元に、総合したレーティング上位棋士の独自ランキングTOP10を算出した。
B:shogidata.info -将棋のデータベースサイト-
C:将棋棋士成績DB
【最新棋士総合レーティングTOP10】
総合順位 | 名前 | Rating-A | Rating-B | Rating-C | 平均レート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 藤井聡太二冠 | 1987 | 1981 | 2035 | 2002 |
2位 | 豊島将之竜王 | 1950 | 1933 | 1982 | 1955 |
3位 | 永瀬拓矢王座 | 1927 | 1916 | 1949 | 1931 |
4位 | 渡辺明名人 | 1923 | 1911 | 1940 | 1925 |
5位 | 羽生善治九段 | 1836 | 1825 | 1863 | 1842 |
6位 | 斎藤慎太郎八段 | 1836 | 1825 | 1853 | 1838 |
7位 | 糸谷哲郎八段 | 1814 | 1806 | 1831 | 1817 |
8位 | 広瀬章人八段 | 1802 | 1788 | 1821 | 1804 |
9位 | 千田翔太七段 | 1799 | 1787 | 1824 | 1804 |
10位 | 菅井竜也八段 | 1798 | 1790 | 1808 | 1799 |
– | 全棋士平均 | 1500 | 1500 | 1500 | 1500 |
史上最年少でのタイトルホルダーとなっり、棋聖・王位の二冠を保持する藤井聡太二冠が平均2000超の高レートで第1位となっている。竜王・叡王の2冠を保持する豊島将之竜王が第2位、王座を保持し、各棋戦で高勝率を誇る永瀬拓矢王座が第3位につけている。
現在の4人のタイトルホルダーがそのままレーティングでも上位4強を独占している。また、レーティング上位棋士は、安定して各棋戦で好成績を上げていることが分かる。