2020年最新獲得賞金ランキング上位棋士ベスト10

2020年の獲得賞金・対局料の暫定ランキング

日本将棋連盟では毎年棋士の獲得賞金をランキングで発表しているが、同様の方式で2020年の賞金ランキングを集計した。

ちなみに2019年の賞金ランキングは以下の通り。

2019年獲得賞金・対局料ベスト10

なお本サイトでは昨年のベスト20位までの順位も集計している。

2020年度JT杯将棋日本シリーズ出場棋士について

今年2020年に関しても、過去のランキングをもとに現時点で想定される暫定獲得賞金ランキングを以下の条件でまとめた。

  • 集計期間は2020年1月1日~2020年10月14日
  • 現時点までに確定している各棋戦の対局料と賞金額を合算
  • 未公表の対局料および各棋戦賞金額は想定金額にて計算
  • 合計金額は連盟の公表データに基づいて、”集計期間内に棋士に支払われた金額”としている(例:第32期竜王戦賞金は2020年分として加算)

【2020年獲得賞金・対局料ベスト10(想定)】

順位 名前 主な実績 昨年順位
第1位 豊島将之竜王 9400万円 竜王、叡王、第77期名人 1位
第2位 渡辺明名人 7250万円 名人、棋王、王将 3位
第3位 永瀬拓矢王座 4400万円 王座、第4期叡王、JT決勝 4位
第4位 藤井聡太二冠 3750万円 王位、棋聖、竜王3組優勝 9位
第5位 広瀬章人八段 3600万円 第31期竜王、王将挑戦 2位
第6位 羽生善治九段 2450万円 竜王挑戦 5位
第7位 久保利明九段 2100万円 王座挑戦、竜王戦ベスト4 8位
第8位 丸山忠久九段 2000万円 竜王戦挑決
第9位 木村一基九段 2000万円 第60期王位 7位
第10位 千田翔太七段 1650万円 朝日杯優勝

第1位は竜王を保持し、名人戦にも出場した豊島将之竜王となっている(※第32期竜王戦賞金は2020年分として加算)。第5期叡王戦もフルセットで制し、2冠となった。2位に2000万円以上の差をつけ、今年の賞金王はほぼ確実となった。

第2位は、期王、王将を防衛し、第78期名人戦で初の名人獲得も達成した渡辺明名人となっている。

第3位には、王座戦をフルセットで制し、初防衛を決めた永瀬拓矢王座が入っている。叡王戦の番勝負に加え、王位戦や棋聖戦などでもタイトル挑決まで進み、各棋戦で上位に進出している。

史上最年少で棋聖、王位を立て続けに奪取した藤井聡太二冠は第4位となっている。棋聖戦にて初のタイトルを獲得し、王位戦も制して二冠となった。他にも竜王戦での4期連続ランキング戦優勝や順位戦昇級など、あらゆる棋戦で好成績を収めている。タイトルホルダーとなったため、来期第42回JT杯への出場も確定した。

賞金額の算出について

各棋戦の賞金額については、竜王戦等の金額が公表されている棋戦と、未公表の棋戦がある。未公表の棋戦の賞金および対局料合算金額(以下、賞金推定額で統一)については、過去5年間の賞金ランキング(将棋連盟公式発表)より逆算し、算出額を対象年の金額と推定して計算を行っている。

未公表も含めた各タイトル棋戦の賞金推定額は以下のようになっている。前者の金額はタイトル戦勝者。カッコ内はタイトル戦敗者。

竜王戦:4400万円(1650万円)
名人戦:3350万円(1200万円)※名人

名人戦:3000万円(900万円)※挑戦者
叡王戦:2000万円(950万円)
王位戦:1250万円(700万円)
王座戦:1250万円(700万円)
棋王戦:1250万円(500万円)
王将戦:1000万円(450万円)
棋聖戦:1000万円(450万円)

一般棋戦の賞金推定額は以下のようになっている。前者は優勝者、カッコ内は準優勝者。

朝日杯:750万円(350万円)
JT杯:700万円(350万円)
銀河戦:600万円(250万円)
NHK杯:600万円(250万円)

また、上記以外にも各棋戦の勝ち上がり状況(本戦、二次予選、一次予選等)、順位戦所属クラス、年間対局数、等から推定金額を個別に細かく算出し、各棋士で合計金額の算出を行っている。